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Ham butty

Lo fi な ブログ

シングストリート

小学校からの友人のKenが、去年からずっとブログを書き続けていて、しかもそれが結構面白いのでわたしも何か書き始めようかなと思って始めた。

 

そもそもこういうブログみたいに長い文章を書くのがあんまり好きじゃなくて。ツイッターではよく思ったことをそのままダーっと書いても支離滅裂にならないから、そっちのほうが楽しい。

 

といっても何かコレ、ネタになるなっていうことも今のところないから、今週は見に行った映画について書くかな。

 

 

シング・ストリート

 

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私はこのジョン・カーニー監督の前作『はじまりのうた』がすごく好きで、、、

何がいいって監督の音楽好き!が溢れ出てるとこがね!

『はじまりのうた』のストーリーを簡単にまとめると、自分で立ち上げた会社をクビになった元音楽プロデューサーと、ミュージシャンの彼氏についてきたものの浮気をされ捨てられた女性が出会い、一緒に音楽を作り始める。という感じ。

この2人は男と女っていう関係なんだけど、それは決してありがちな恋愛としては発展せず、音楽を通して信頼しあえるパートナーとしてお互いを想っているところがすごく好感をもてた。だって、だいたいこういうストーリーはお互いに好きになっちゃうから。(同じ監督のその前の作品、once ダブリンの街角で では普通に恋に落ちるし。)

それにこの作品はもう単純に音楽が生まれる瞬間のなんつーか凄さというか、ミラクルというか、そういうのをくまなく見せつけてくれるのね!

とくにこのシーン、作品内では3回同じシーンがあるんだけど、どれも本当にその一曲が持つ瞬間を違った目線で切り取ってて良い。


 

路上で録音するけど子供の声が邪魔。それなら彼らをコーラスでいれちゃえばいいじゃんっていう。

 

親の愛に飢え、擦れてしまった娘がギターソロで参加するところ。スタジオなんて借りられないからビルの屋上で演奏しちゃうとこ。

 

 

映画一本に詰め込んで詰め込んだ監督の音楽愛よ!本当に大好きな一作。

 

そして今作、シングストリート。

やたらインスタグラムでも見かけるわ、チラシもあるわで大々的に宣伝してるなと思ったけど、さすが、公開2日目だけあって満席。

映画の題材も題材だし、なんというか、ヒップスター的な、とりあえず音楽好きですみたいな人たちが多かったな。ストロークスのTシャツ着たメンズとか。ドクターマーチンの紐一回転させて履く女とか。

でもこれはヤバいなと思ったのは、隣に座ってたフジロッカーアピールの女。映画が始まる前ずっとフジロックのタイムテーブルを広げ、見たいバンドに丸つけてた。なんつーか、こういうゾッとする人たちは何なんだろうね?

 

それはそうと、本編。

前作が本当に音楽映画を作ろうとしたんだったら、今作はオシャレサブカルチャー映画って感じ。NYLONとかのブロガーやインスタグラマーがポストしたがる映画。(って言いすぎ?)

 

ザ!イギリスという感じな学校、chavな嫌なやつ、ナードなやつ、全員共存してるからもうしっちゃかめっちゃか。こういうところはサイコー。chavはボンバージャケット着て金髪の坊主っていうとこもね!

途中でお兄ちゃんが大好きなのね、って憧れの女の子に言われるシーンがあるけど、兄弟にとって兄が自分の全てなんだよね。自分の知らないことすべて知ってて、兄が発するすべては自分にとっての絶対なところとか。

 

っていう、細かな演出とかはマジでサイコーなんだけど、前作の音楽愛はどこにいった!?っていうくらい、監督、脇が甘すぎない?とも思いました。

例えば、憧れの女の子に出会った!→バンドやろー!→メンバー見つかった!→こんな曲にしたい!→じゃあこうしよう!→曲出来た!

いやいやいやいやいや!!!!

おいおい、前作のあの音楽が生まれる魅力はどこにいったよ!!!!!

これはどういう意図なのかわかりませんが、中学生だからトントン拍子に曲はできるわ、曲のジャンルはその時に聞いた曲に影響されてブレブレだわ、、、これでいいのでしょうか??

 あと曲は

初めのがおっ!ってなって、

 

2つ目はグッときて、

(韓国字幕のしか見つからなかった。)

 

3つ目で本当にこれはイイなぁとなった。(この曲を作る前にお兄ちゃんが弟にCureを聴かせて、その影響受けまくりなとこもグーよ。)

 

 

でもさぁ、このあとの曲はなんかなぁっていう感じ。特に最後に歌うこの曲。

 

歌詞も挑発的だし、曲調だって単調だし、これこそ15歳が作る曲よ!って思うんだけど。

前の3つが年齢に比べてすごく完成度の高い曲を上げてくるから、最後にこの子供っぽさ満載の曲を持ってきて本当ズコーッ!でしたね!映画館でマジでズコーッてなった!

やるなら最後までやれ!こういう曲を用意するなら最初からパンキッシュなキッズソングを用意しとけ!って感じでした。

 

やたら宣伝されて気になってたけど、なんというかしこりが残る映画でした。普通に面白かったけど。